父、母


22個


1「このマフラーはね、私の息子が買って来てくれたのよ。

社会に出たばかりで、金も無いくせに、母さん、初任給が入ったから!!ってね。

嬉しいもんだね。自分で買ったものなんかよりも、ずっとずっと大切なもの。」



2「○○(子供の名前)~。ご飯できたわよ~。早く降りてきて食べなさい~。○○~?もう。早く食べないと母さん食べちゃうからね~」


3「おい。テストどうだったんだ。そろそろ帰って来ただろ?持ってきて見せなさい。…12点!?どうやったらこんな点数取れるんだ…」



4「貴方のおかげで…私ままになれたよ。」


5「生まれてきてくれてありがとう。8ヶ月の間…ぱぱもままも…ずっとお前を待ち望んでいたよ。」


6「○○ー!ちゃんとお風呂入ってから寝なさいよー?
ちゃんと入らないと、彼氏(彼女)ち嫌われちゃうぞー?」


7「少しは反省しなさい。子を想わない親などいない。
お前のためだと思って俺は言ってるんだ。
理解できないならしなくてもいい。
うるさい親父だと思うのならそう言って笑ってなさい!!
ただ…自分の行動が成す結果を少しは考えて行動しなさい。」


8「貴方に何が分かるの?
私はこの子の母親なのよ?
誰よりもこの子のことを分かっているの!
貴方になんか、あげないわよ。
あげるわけないじゃないの!!」


----✂︎----2018年----✂︎----


9「ほら、じっとしてなさい?
じっとしてないと、耳綺麗に出来ないでしょうが!
はいはい、ここ(膝)に頭置いて?じっとしててねー。
ふー、ふー、あ、いっぱい詰まってる。もう、しょうがないなぁ、普段からちゃーんと耳掻きしなさいよね。」


10「私(俺)の家族。愛する旦那さん(嫁さん)と可愛い息子。

ああ、神様。私の家族が…大切な人が。ちゃんと今日も帰って来ますように。

笑顔でも、泣き顔でもいい。

ちゃんと生きて…また私の元へ。帰って来ますように。」



11母「失敗は、悪い事じゃあ無いよ。大丈夫。転んでも転んでも、アンタなら立ち上がれるから。

そしたら、また歩けば良いのさ。」



12父「なぁ。父さんはな…お前が100%悪いと思って相手の子に謝れって言ってるわけじゃあ無いんだ。

ただな?1%でもお前に否があるんだったら、その否を認めて、自分がこれからまた同じ間違いをしないように。謝るんだ。

相手のためなんかじゃない。自分のためだ。」




13「あんたも、もう貰われちゃうのね。

はぁ…早いなぁ。ついこの間まで赤ん坊だったのに。

ん?ううん。嫌な訳じゃないのよ。嬉しいんだけどね。

…少しだけ、寂しいのよ。」




14「息子よ、父さんはお前の夢を否定したいわけではないんだ。

ただ、夢を追うためには、それなりの覚悟と、努力が必要だ。

お前にはそれが足りないみたいだ。覚悟を持って努力すれば、ちゃんと結果もついてくる。頑張れ。」


15「あぁ、我が子よ。お前を置いていく母(父)を許しておくれ。

本当はお前を置いていきたくはない。それでも母は行かねばならないのです。

…神様。どうか我が子が生涯を幸せに全(まっと)うしますように。」



16「大丈夫だ。気にするな。

私があの子を想う気持ちは、エゴでしか無かった。ただそれだけだったんだ。

親馬鹿なんだよ。私は。

皮肉なモノだな。親ばかりが子を想って世話ばかりやいて。

子はそれを良しとはしてくれないんだよ。」



17母「…苦しくないわよ。辛くなんて無いわよ。

貴女のために何かをするという事に、辛い事なんて何もない。貴女は私の愛する娘。…愛してるわよ。

…なんて、久しぶりにこんな事言うと照れてしまうわね。

ほら、今日も学校いってらっしゃい。

頑張れ。」



18息子へ。戦場の厳しさが故「…黙れ。黙れ!!所詮ガキである貴様に何が分かるという!

罪無き民を傷付けた極悪人だと罵(ののし)られようが、私には使命があるのだ!!その使命を守る為ならば例え何億の民であろうと殺してみせよう。

たとえ呪われようが構わん。

……っはははは!!殺さずとも進める方法があるはずだと?

甘い…嗚呼、我が息子よ、それでは駄目だ。甘すぎる!!

ここは戦場だ。遊び場では無いのだぞ!!

まぁ貴様の様なガキに理解など求めても仕方があるまい。

とにかく、私の邪魔をするな。

道を阻(はば)めば貴様の首も落とす。良いな。」



19母(育ての母)「正しくあろうなどと、自らを縛る事は無い。

お前はお前でいればそれで良いし。

ありのままのお前を愛している者がいる。私もその1人だ。

だから大丈夫。綺麗でいる必要は無いから、お前はお前でいて欲しい。

クスッ…お前は昔から本当に泣き虫だねぇ。

ほら、おいで。よしよし。泣きたい時はうんと泣けば良い。

うんと泣いて、スッキリしたら、また思いっきり笑うんだよ。」



20母「そりゃあ…アンタが困っていたら助けてあげるわよ。

腐っても、私はアンタのお母さん

なんだから。悪かったわね?こんなお母さんで。」



----✂︎----2019年----✂︎----



21母「要らない。

私には要らないの。子供なんて。

育てていく気も、お金も無い。

子供なんて孕(はら)んだせいで彼にも捨てられた。

ねぇ…私を不幸にするだけの子供なんて誰が望むの?

一体誰が…そんな子を生むの!?

生まないわよ。誰も。

だって最初から…生むつもりなんか無かったんだから。

子供を下ろす事が悪なんだったら、望まない子を生め生めとどやす周りの人間の方がよっぽど悪じゃないかしら?

……私は生まない。それが私の結論なんだから。もう放っておいて。」



22母「なんで、分かんないかなぁ…!

お母さんってのはねぇ!自分がどんなに辛かろうが損しようが!子供の為になら頑張れるんだよ!!

迷惑くらいかけて良い!子供のうちに、まだ私がこの世にいるうちに!!

沢山っ!沢山甘えなさい!!

私が頑張れなくなったら、その時は!!私は貴方のお母さん辞めてやる!!それくらい覚悟決めて貴方のお母さんやってますから!!」



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